著者 : 池宮彰一郎

四十七人の刺客(下)

侍は美しく生き、美しく死ぬもの――。価値ある一生を全うし、侍の本分に殉じるため、四十七人は刺客となる道を選んだ。「決して亡き殿の仇討ちのためではない。相手の命を奪い、家を叩き潰す、これは…

本能寺(下)

鬼神のごとき起動力で、宿敵浅井・朝倉氏を屠り、戦国時代最強の武田軍団を懺滅し、石山本願寺宗徒を殺戮する信長。一方で宣教師に西洋の知識を求め、壮麗な安土城を築き、市場経済の改革を進める信長…

本能寺(上)

織田信長――群雄割拠する戦国の世、尾張の国に時代を凌駕する一人の天才が出現した。目を奪うきらびやかな軍装、常識を超えた鉄砲・長槍の戦術、そして足利将軍の政治的利用から破格の人材登用に至る…

その日の吉良上野介

浅野の刃傷沙汰から二年足らず、収賄の噂により役職を解かれた吉良は、隠居にあたって別れの茶会を準備していた。茶器を手にした吉良の脳裡に、ふとその日の光景が蘇る。天下の名器・交趾の大亀を前に…

四十七人の刺客(上)

赤穂浪士の討入りから三百年、忠臣蔵の歴史に聳立する画期的な傑作が誕生した。公儀が赤穂藩に下した理不尽な処断に抗して、大石内蔵助は吉良上野介暗殺という非情のテロを決意する。塩相場の操作で資…

最後の忠臣蔵

吉良邸討入りから引揚げる途次、足軽・寺坂吉右衛門は大石内蔵助に、生き延びて戦さの生き証人となるよう命じられた。義に殉じる事も出来ず、世間の視線に耐えて生きる吉右衛門は、十六年の後、討入前…