近世文学

新釈雨月物語

欲望と執念が渦巻き、愛情と怨念が交錯する近世怪異文学の金字塔、上田秋成の『雨月物語』は、卓越した発想・構成などあらゆる面で、近代文学のあり方を予告した作品でもあった。巨匠石川淳が、奔放な…

怪談・奇談

その魂の底に清らかな情熱をたたえた庶民詩人は、日本の珍書奇籍をあさって、久しく塵にまみれていた陰惨な幽霊物語に新しい生命を注入した。壇ノ浦の合戦というロマンティックな歴史的悲劇を背景に、…